大学のレポート作成時、Wordの設定が指定されますよね。
ということで、レポート作成の時に必要そうなレイアウトの設定、脚注の設定、最後のページに別ページで参考文献を載せる設定、目次の設定をまとめました。
レイアウトの設定ですが、私の大学の設定は
- 縦書き(これは私が日本美術を扱うからですが)
- 縦長
- 2段組み
- 30文字×25行
- 余白:右35ミリ、上・下・左30ミリ
- フォント:明朝体
となっていますので、これに沿ってまとめています。
スクリーンショットを使ってまとめていますが、私が使っているのはWord2019です。
お使いのWordのバージョンによっては、見た目・名称・場所などが若干異なると思いますが悪しからず…
レイアウトの設定
縦書きの設定
ほとんどの方の場合、Wordで新規ファイルを作ると、初期値は横書きになっているかと思います。
これを縦書きにします。
- 「レイアウト」タブを開き
- 「文字列の方向」→「縦書き」を選択
縦書きになりました!
が、同時に自動的に、ファイルの向きが横長になってしまいました。
向きの設定
大学の指定は縦長なので、縦長設定にします。
- 「レイアウト」タブを開き
- 「印刷の向き」→「縦」を選択します
段組みの設定
続いて、同じ「レイアウト」タブで2段組みにします。
- 「レイアウト」タブを開き
- 「段組み」→「2段」を選択します
縦長の2段組みになりました!
文字数と行数の設定
「30文字×25行」の設定をします。
- 「レイアウト」タブを開きます
- 「ページ設定」セクションの右下にある矢印(赤枠)をクリックします
- 「文字数と行数を指定する」を選択し
- 任意の文字数と行数を入力します
- 最後に「OK」ボタンをクリックします
余白の設定
- 「レイアウト」タブを開き
- 「余白」→「ユーザー指定の余白」を選択
- 任意の値を設定しまう
- 最後に「OK」ボタンをクリック
フォントの設定
- 既に入力している場合は、全選択をします(「Ctrl」キー+「A」キーで全選択)
- 「ホーム」タブを開き
- 「フォント」セクションにて、プルダウンでフォントを選択します (ちなみに大学の指定は「明朝体」でしたが、「明朝体」というフォントはないので、「MS P明朝」を選択してみました)
注(註)をつける
先行研究などを元に記述した文に対して、注(註)をつける方法です。本文の最後につきます。
- 注をつける文章にカーソルをあてておきます(点線丸部分)
- 「参考資料」タブを開き
- 「文末脚注の挿入」をクリック
←カーソルをあてていたところに通し番号(記号)がつきます
←文章の最後に同じ番号(記号)が設定します
この通し番号(記号)をダブルクリックすると、対になっている場所に遷移します。
例えば、文章中の番号(1つ目画面)をダブルクリックすると、文章最後の方(2つ目の画面)へ遷移します。逆に、文章最後の方の番号をダブルクリックすると、文章中の番号へ遷移します。
設定したものの…初期値は「i、ii、iii…」の形式になっているため、縦書きには向かないな…ということで設定変更します。
- 「参考資料」タブを開きます
- 「脚注」セクション右下の矢印マーク(赤枠内)をクリックします
- 「番号書式」のプルダウンから任意の番号(記号)を選択します
この画面で、もう1つ重要な設定します!
- 「文末脚注」の項目で「セクションの最後」を選択します
- 最後に「適用」ボタンをクリックします
※この設定は、脚注の後ろに、新しいページで参考文献リスト用のページを追加したい時に役立ちます
※追記 普通の「一、二、三…」だと本文と混乱しやすいので「(一)、(二)、(三)…」と括弧付きにするように指導が入ったので…
残念ながら、今のWordには括弧付きの数字がありません。なので、最後に置換で括弧をつけます。
①ホームタブの「置換」をクリック
②「検索と置換」ボックスの「オプション」をクリック
③「あいまい検索」のチェックボックスを外す
「検索する文字列」にカーソルを当てる(デフォルトでは当たった状態)
④「特殊文字」をクリックし、「文末脚注記号」を選択
⑤そうすると「検索する文字列」に「^e」と入る
「置換後の文字列」にカーソルをあてて、「特殊文字」をクリック
⑥「検索する文字列」を選択
⑦「置換後の文字列」に「^&」と入るので、その前後に括弧を付け「(^&)」という形にしてから、「すべて置換」をクリック
最後に新しいページを追加する
参考文献リストをレポートの最後につけたい時の設定になります。
脚注の後ろに、新しいページが追加されます。
が、次の操作は脚注の最後にカーソルをあてるのではなく、本文の最後にカーソルをあてた状態で行ってください
- 「レイアウト」タブを開き
- 「区切り」→「次のページから開始」を選択
文章の最後に「セクション区切り(次のページから新しいセクション)」という文章が表示されます
目次の設定(おまけ)
レポートレベルでは必要ないかもしれませんが、目次が求められた場合に備えて…
- 文章の最初にカーソルをあてておきます
- 「参考資料」タブを開き
- 「目次」をクリック
- 「自動作成の目次」のどちらかを選んでおくと、自動的に目次を作成してくれる設定になります(その下の「手動作成目次」を選択すると、その名称の通り、自分で目次を作成することになります)
※「自動作成の目次」の1と2では、題字が「内容」になるのか「目次」になるのかの違いです
- メッセージが出てきますが、「はいはい」と思いながら「OK」ボタンをクリック
目次が出来上がります。まだ章のタイトルの設定をしていないので「目次項目が見つかりません」というメッセージが表示されています。
次に各章のタイトルを設定します。ここでは単純に「一、」と設定します。
- 章のタイトルである「一、」を選択した状態にして
- 「ホーム」タブを開き
- 右の方にある「スタイル」セクションから「見出し1」を選択します
- 「参考資料」タブを開き
- 「目次の更新」ボタンをクリック
章のタイトルとページ数が表示されます。
通常、目次は一番初めのページに独立してあると思うので、そのような設定をします。
最初の章タイトル(ここでは「一、」の前にカーソルをあてます。
- 「挿入」タブを開き
- 「ページ」→「ページ区切り」を選択
完成!
左より
目次のページ→本文のページ(3ページ)→3ページ目の最後に脚注→参考文献のページ
となっています
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