これは新宿高島屋で洋書のセールをしていた時に、調子こいてぼかすか買った本のうちの一冊。
久しぶりのFrederick Forsythで”AVENGER”。”AVENGER”自体なんという意味か、今の今までうすぼんやりとしか理解していなかったが、やっぱり(というか読んでいたら当たり前か)「復讐する」という意味でした。
本書は(というか洋書に限っては“も”と言うべきか)、短い通勤時間の中ちびちび読んだため、あまり最初のほうを覚えていない(なんてこった!)
だからといって、最初のほうを読み返しながら書く暇が今ないので、さらりと覚えている範囲で書くと。
ことの発端はボスニア・ヘルツェゴビナの紛争から始まる。
正義感に燃える裕福なアメリカ人青年は、ボランティアをしにボスニア・ヘルツェゴビナへ行く。
ところがそこで冷血なギャング・Zoran Zilicにより、残酷にも殺されてしまう。
問題なのは、ころされた青年は裕福な家計で、祖父は政治家にも通じているということ。
諸国が目をつけているギャング・Zoran Zilicは、彼の祖父の探し人となったのだった。
話変わって、そして時代は遡ってベトナム戦争時。
同じくアメリカ青年のCal Dexterはベトナム戦争に兵隊として参戦する。
彼がついた任務は、ベトナム兵によって作られたトンネルにもぐりこみ、彼らと戦うこと。このような兵は「もぐら」と呼ばれ(確か)、2人1組で行動する。
やがてベトナム戦争が終わり、Cal Dexterは大学に入って弁護士になる。
在学中には妻と出会い、女の子が生まれる。
ここまで順風満帆かと思いきや、年頃になった娘は、悪い男に捕まり、そいつにレイプされ殺されてしまう。
復讐にもえるCal Dexterは、見事に報復を果たす。
この日より、弁護士の裏の顔、”AVENGER”が誕生したのだった。
この”AVENGER”のもとへ、かのアメリカ青年の祖父から依頼が来たところより、物語の本筋が始まる。
例によって例のごとく、本筋に入るまでが長かった!
最後のほうはドキドキ・スリリングな展開となっていったが、いかんせん、最初のほうはあまり覚えてないし、ぶつ切りで読んでるしで、なんでCIAが”AVENGER”を止めに入ったのかとか、”AVENGER”を止めれなかったが為に911が起きたという設定になっているが、なんでそうなるのか、とかがいまいちピンと来なかった。
ってそこが肝心なところやん!!
ハイ そうですね。
ということで、もうちょっと時間があって、余裕があるときにもう1回読まな、と思っております。
Frederick Forsyth “AVENGER” 2003, St.Martin’s Paperbooks
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