舞台を見ず舞台裏を見る:三谷幸喜「三谷幸喜のありふれた生活」

日本に帰ってやりたかったことの一つは、三谷幸喜の舞台なり映画なり作品を見ることでした。
しかし・・・ 現実的にはなかなかそうはいかず、代わりにまずしたことは、三谷幸喜のエッセイを読むことでした。ということで読んだのが、「三谷幸喜のありふれた生活」。

イギリスにいる間に「オンリーミー!」を入手して、爆笑とともに呼んでいたのですが、この「ありふれた生活」はそれから幾年か経ち、三谷幸喜には奥さんができていました。

いやー これも面白かった。一気に全部読み終わってしまいました(暇だなーということはさておき)。「オンリーミー!」のときは、ただただ面白かったけれども、今回はもっと三谷幸喜の人間味が出ていたような気がしました。

あと、三谷幸喜のすごいところは、特別面白く書いてやろう!というみえみえの魂胆が見えないのに、笑いのつぼをついているところかも、と実感してしましまし。

あーそれにしても「オケピ!」とか「みんなのいえ」とか見よう見ようと思っていたものが、沢山出てきて、なんだかDVDの本編のほうは見てないのに、特典のメイキングオブを見ているような気がしてならなかった。是非是非、早くみたい!

一番爆笑したのが;

 とりあえず「三谷幸喜」で検索してみた。・・(中略)・・・
 畜産大学の学生さんが作っている日記のページを見つけた。そんな人がなぜ僕のこと?他人の日記に自分の名前がどういう形で出て来るのか。興奮を抑えてアクセスしてみる。
 そこには日々の思いを綴った長いエッセイが。文章の最後に僕の名前はあった。
「最近、眼鏡を掛けると、三谷幸喜に似ていると言われる。実にショックである」
 ショックなのはこっちだっ。
 もうインターネットなんて見るもんか!

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